ボーナスの使い道、決めましたか?我が家が10年「何もしない」理由

💡 この記事は我が家の体験談です。特定の商品を勧めるものではなく、利益を保証するものでもありません。投資は元本割れのリスクがあります。ご自身の判断でお願いします。

ボーナス、入りましたか?

夏のボーナスの時期になると、「使い道」の話題が増えますよね。ご褒美に何を買うか。いくら貯金して、いくら投資に回すか。検索すれば「理想の配分は生活費に◯割、投資に◯割」みたいな記事がたくさん出てきます。

私も共働きの会社員なので、ボーナスはもらっています。でも我が家の使い道を先に言ってしまうと——

「何もしない」です。

ご褒美も買いません。一括でドンと投資することもしません。振り込まれたことを確認したら、それで終わり。あとは普段どおりの積立が、時間をかけて全部オルカンに変えていきます。

「せっかくのボーナスなのに、つまらなくない?」と思われるかもしれません。この記事では、我が家がボーナスを特別扱いしない理由と、それができる家計の形を正直に書きます。

我が家のボーナスの扱いを、一言で言うならこうです。

ボーナスが入っても、手は動かさない。積立設定は、いつものままです。

ご褒美も特別には買いません。我慢しているのではなく、日常の暮らしにすでに満足しているからです。

それができる土台は、月給だけで回る家計です。

ボーナスをあてにしていないから、使い道に悩む場面そのものがありません

目次

ボーナスが入った日の、我が家の会話

まず、ボーナス支給日の我が家の会話を再現します。毎年、だいたいこうです。

私「ボーナス入ったよ。少し増えてた」

妻「いつもお疲れ様です。ありがとうございます」

——以上です(笑)。

「じゃあ、あれ買おうか」とはなりません。旅行の計画も始まりません。会話は30秒で終わって、あとは普段の夜ごはんに戻ります。

ちなみに妻のボーナスも、まったく同じ扱いです。夫婦どちらのボーナスも、入ったことを報告し合って、労をねぎらって、それでおしまい。

味気ない夫婦の話ではありません(笑)。むしろ、入ったことを報告して「いつもお疲れ様」と言い合える、この30秒が私はけっこう好きです。

「何もしない」の中身——ボーナスは、いつもの積立が吸収していく

「何もしない」を、もう少し具体的に説明します。

ボーナスが振り込まれた日、私がやることは本当に何もありません。証券口座を開いてスポット購入することも、積立の設定を増額することもしない。手を動かす場面が、ひとつもないんです。

種明かしをすると、我が家は生活防衛資金を確保したうえで、年間の手取りと支出を見ながら毎月の積立額を決めています。月給だけで生活費は回しつつ、ボーナスを含めた年間収支の範囲で、積立額を12か月に均している。

だから、ボーナスは振り込まれた時点で「もう行き先が決まっているお金」です。口座に入ったあと、毎月の自動積立が数か月かけて淡々と吸収し、新NISAのオルカンに変わっていきます。

ボーナスのために何かを判断する必要も、操作する必要もない。使い道を「考えない」のではなく、考える場面が仕組みの中に存在しない——というのが正確なところです。

ご褒美を買わない理由——我慢ではありません

「ボーナスでご褒美、買わないの?」とたまに聞かれます。

買いません。実は、社会人になってから一度も買ったことがないです。最初のボーナスからずっとこうでした。

誤解してほしくないのは、我慢しているわけではないということです。「本当はあれが欲しいけど、FIREのために耐えるぞ……」みたいな悲壮感は、まったくありません。

正直に言うと、欲しいものが特にないんです。

日々の生活で、必要なものは普段の家計で買っています。食べたいものは食べているし、家族で出かけてもいる。つまり日常がすでに満足なので、「ボーナスが出たから買う」という枠が、そもそも生まれない。

……あ、思い出しました。アイスくらいは買ったかな。それも普段の枠内で(笑)。

ボーナスのご褒美って、よく考えると不思議な習慣です。欲しいものなら、ボーナスを待たずに普段の家計や計画の中で買えばいい。逆に、普段の家計では買えないほど高いものなら、「ボーナスが出たから」ではなく、本当に欲しいものか、家計に無理がないかを一度考えてから決めたい。「ボーナスが出たから」という理由だけで財布がゆるむのは、ちょっともったいない気がしています。

「一括で投資して、直後に暴落したら?」問題

ボーナスと投資の話でよくある悩みが、これです。

「ボーナスをまとめて投資した直後に暴落したら怖い。一括がいいのか、分割がいいのか」

わかります。まとまったお金を一度に入れるのは、勇気が要りますよね。

でも我が家には、この悩みもありません。理由は簡単で、そもそも「一括で入れる」という動作が存在しないからです。

さっき書いたとおり、ボーナスは毎月の積立に織り込み済み。結果として、ボーナスは自動的に「時間を分けて投資される形」になります。狙ってそうしたというより、仕組みの副産物です。

もちろん、一括投資と分割投資のどちらが合うかは、資金の性質や価格変動への受け止め方によって変わります。我が家は、判断の回数を減らせるこの形が合っていました。

それに私は、相場のタイミングを読む才能が自分にないと、とっくに認めています。「今は高値だから待とう」「下がったら入れよう」——そういう判断を自分に任せると、だいたいろくなことになりません。だから判断そのものを、仕組みに預けてしまっています。

本当の主役は「月給だけで回る家計」

ここまで読んで、「それができるのは余裕があるからでしょ」と思った方、鋭いです。そのとおりで、この記事の本当の主役はボーナスではありません。

「月給だけで生活が余裕で回っている」こと——これがすべての土台です。

我が家は、毎月の生活費を月給の範囲で回すようにしています。だからボーナスは、日々の生活費や固定費を埋めるためのお金ではありません。まるごと「将来のためのお金」として扱いやすくなります。

逆に、家計がボーナス頼みになっていると——ボーナス払いのローンがある、ボーナスで赤字を埋めている——使い道に「悩む」というより「悩まされる」ことになります。

それに、ボーナスはそもそも約束されたお金ではありません。会社の業績次第で減ることも、最悪なくなることもある。だから我が家は、ボーナスがなくても家計が回る形を最初から作っています。変動するお金を、生活の土台に組み込まない。これは我が家がずっと守っていることです。

じゃあ月給で回る家計はどう作るのか。派手なことはしていません。固定費を一度見直して、毎月の支出を把握して、身の丈の範囲で暮らす。それを続けてきた結果、我が家は貯蓄率50%前後を10年続けられています。地味ですが、この土台がすべてだと思っています。

フェアに言うと——ご褒美は悪ではありません

ここまで「何も買わない」話をしてきましたが、誤解のないように。

ボーナスでご褒美を買うこと自体は、まったく悪くありません。

半年がんばった自分に何かを買う。家族で旅行に行く。それで次の半年もがんばれるなら、立派なお金の使い方です。これは優劣ではなく、価値観の話。我が家はたまたま「日常にもう満足している」タイプだった、というだけです。

ただ、もしあなたのボーナスが「何に使ったか思い出せないまま、なんとなく消えていく」なら。一度だけ、「この支出は、これからも自分たちの暮らしを豊かにしてくれるか」という目で家計を眺めてみるのもおすすめです。FIREを目指している人なら、「FIRE後も必要な支出か」という視点を足してみてもいいと思います。ご褒美を買うにしても、「これが欲しい」と決めて買うのと、なんとなく消えるのとでは、満足度がまるで違うからです。

まとめ|使い道に悩まないボーナスは、気楽です

我が家のボーナスの使い道をまとめます。

  • ボーナスが入っても手は動かさない——積立設定はいつものまま、我が家の投資方針に沿ってオルカンへ
  • ご褒美は買わない——我慢ではなく、日常に満足しているから
  • 一括か分割かで悩まない——毎月の積立に織り込み済みだから、悩む場面がない
  • 土台は月給だけで回る家計——ボーナスは業績次第で変動するお金だから、なくても回る前提にしておく。あてにしないから、使い道に悩まされない

ボーナスの使い道に悩まなくなったとき、家計はけっこう完成に近づいているんじゃないか、と思っています。

今年の冬も、我が家の会話はきっと同じです。

「ボーナス入ったよ」

「いつもお疲れ様です」

それで十分だな、と思える日常があること。それが我が家にとっては、いちばんのご褒美なのかもしれません。

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この記事を書いた人

アラフォーのパパ。家計の黒字を世界株インデックスに回す投資と、固定費中心の節約を13年以上実践中。机上の空論ではなく、自分の家計簿と証券口座の“数字”をもとに、投資・節約・子育てのリアルを発信しています。経済的自立(FIRE)を目指して奮闘中。

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