💡 この記事は、我が家が考えるFIREの“目的”についての話です。FIREや投資そのものを勧めるものではなく、何が正解かは人それぞれです。
「FIREを目指してるんだ」と言うと、たまにこう返されます。
「そんなに働きたくないの?」
でも、私の答えは少し違います。仕事も同僚も嫌いではありません。それでも私がFIREを目指すのは、毎日お金と引き換えに差し出している“時間”を、子どもが小さい今のうちに少しでも買い戻したいからです。
資産形成は長い道のりです。途中で不安になったり、モチベーションが下がったりすることもあります。そんなときに支えになるのが、「自分はなぜFIREを目指すのか」という、自分の言葉で持った理由だと思っています。
この記事では、私が完全リタイアではなく「サイドFIRE」を選んだ理由を、できるだけ正直に書きます。同じように「FIREしたいけど、その目的をうまく言葉にできない」という人の、ヒントになればうれしいです。
そもそも、私のFIREは「一生働かない」ことではない
まず、私の目指すFIREの形をはっきりさせておきます。
- 目指しているのは「完全リタイア」ではなく、サイドFIRE(セミリタイア)
- 手取り600万円のフルタイム勤務からは卒業する
- 好きな時間・好きな場所で働いて、手取り100〜200万円ほどを得る
- 残りは「自由な時間」と「心のゆとり」として受け取る
「一生遊んで暮らしたい」わけではないんです。むしろ、働き方の主導権を自分の手に取り戻したい。これが私のFIREです。
「手取り600万円」を時間に変えるという発想
私の年収はおよそ800万円。手取りにすると、600万円ほどになります。
この金額を得るために、毎日かなりの時間とエネルギーを使っています。それはつまり、お金と引き換えに時間を差し出しているということ。
そう考えたときに浮かんだのが、「この600万円を、時間として買い戻せたら?」という発想でした。
FIREは、お金持ちになるための手段というより、時間の主導権を取り戻す手段だと私は思っています。だからこそ、完全リタイアにこだわらず、いつでも働ける状態のままで自由な時間を増やす「サイドFIRE」がしっくりくるのです。
我が家がFIREを目指す理由を、一言で言うならこうです。
お金持ちになりたいからではなく、今しかない時間を取り戻したいから。
だから目指すのは、一生働かない完全リタイアではありません。
いつでも働ける状態を残しながら、時間の主導権を自分に取り戻すサイドFIREです。
私がサイドFIREを目指す4つの理由
ここからが、私にとっての“本当の理由”です。お金の話というより、暮らしの話になります。
① 子どもとの時間を、もっと増やしたい
今は共働きで、平日に子どもと過ごせる時間は本当にわずかです。
でも本当は──学校から帰ってきた子どもたちを「おかえり」と迎えて、宿題を一緒に終わらせたら、家でボードゲームをしたり、本を読んだり、思いきり遊びたい。
「子どもとたっぷり過ごせる時間」は、今しかありません。成長するにつれて、親と一緒にいてくれる時間はどんどん減っていきます。だからこそ、“今”を大切にしたいんです。
② 平日に、家族と出かけたい
週末のショッピングモールやレジャー施設は、どこも人でいっぱい。「楽しみに来たはずなのに、疲れただけだった…」そんな経験はありませんか?
家族である遊園地に行ったときも、アトラクションは30〜90分待ち。食事をするにも60分以上並びました。有料の優先パスもありますが、家族4人で使いまくったら、いくらかかるんだ…!?と思うと、なかなか手が出ません。
人気のテーマパークや行楽地は、どこも似たようなもの。やっぱり、こういう場所は平日に行けるに越したことはないと痛感しました。混雑を避けた「ゆとりあるお出かけ」ができる暮らしを、手に入れたいんです。
③ 体調不良のときに、しっかり休みたい
私自身は数年に1回くらいしか風邪を引きません。それでも、いざ休むとなると「職場に迷惑をかけてしまう」と気が引けます。
でも、本当に大変なのは自分よりも「子どもの体調不良」のほうです。
子どもは本当によく熱を出します。保育園のころは毎月のように、小学生になった今でも年に1〜2回は発熱して1週間近く休むことも。共働きの我が家では、そのたびにどちらかが仕事を休んで看病します。
仕事が立て込んでいると、つい「今日、休んでる場合じゃないんだけどな……」と思ってしまう瞬間もあります。でも、子どもと仕事のどちらが大事かと言えば、答えはもちろん子どもです。迷わず「子どもを優先」できる親でいたい。そのためには、選択の余地がある働き方が必要だと感じています。
④ 子どもに「自由な働き方」の背中を見せたい
会社に勤めるのは、もちろん立派な働き方のひとつ。でも、それだけが正解ではありません。
親が自分の裁量で時間をやりくりし、自由に働く姿を見せることで、子どもにも「働き方にはいろんな選択肢がある」と自然に伝えられたら——そう思っています。
ほかにも、取り戻したい小さな“自由”
大きな理由は上の4つですが、日々の暮らしの中で「これも自由にできたらな」と感じる小さなことも、たくさんあります。
- 体調や気分に合わせて動ける自由……少ししんどい日は、無理せず休む
- トイレや水分補給を我慢しない自由……仕事中は、つい後回しにしがち
- 食事や買い物の時間を選べる自由……平日の空いた時間に済ませて、休日は家族との時間に使う
- 気になったことをすぐ調べられる自由……時間に追われず、物事をじっくり考えたい
どれも小さなことですが、積み重なると「自分らしく生きている」という実感につながる気がしています。
目指すのは、夫婦そろってのFIRE
我が家は共働きです。私がFIREを目指すのは、働きたくないからではなく、今の“働き方”に違和感があるから。決まった時間・場所に縛られる生活では、心にも体にも余裕が持てないと感じています。
そして、これは私ひとりの目標ではありません。いつかは妻と一緒に、夫婦そろってこの働き方から自由になることが目標です。手取り600万円という収入を、一度“時間”に変えて、その中で自由に働きたい。お金のためだけに働くのではなく、家族みんなの時間を大切にする生き方を、夫婦で選べたらと思っています。
とはいえ、この「働き方を変えたい」という思いを、まだ家族全員と完全に共有できているわけではありません。我が家でも妻は今のところFIREには慎重で、その話は別の記事に書きました(記事末尾にリンクを置いています)。一緒のゴールにたどり着くには、これから時間をかけてすり合わせていくつもりです。
まとめ|FIREの「目的」を、自分の言葉で
FIREって、突き詰めると「お金」と「時間・家族・健康」のバランスの話だと思います。
資産形成は長い道のりです。だからこそ、数字を追いかける前に「自分はなぜFIREを目指すのか」を自分の言葉で持っておくことが、何よりの支えになります。
ちなみに「では、いくら貯まればFIREできるのか?」という金額の話は、別の記事で我が家の数字をもとに計算しています。目的が定まったら、次は必要額です。
この記事が、あなた自身の「FIREの目的」を考えるきっかけになればうれしいです。
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