💡 この記事は我が家の体験談です。特定の商品を勧めるものではなく、利益を保証するものでもありません。投資は元本割れのリスクがあります。ご自身の判断でお願いします。
児童手当、どうしていますか?
子ども名義の口座に貯金する。学資保険に入る。ジュニアNISAが終わった今は投資先も悩ましい……。「子どものために取っておくべきお金」という気がして、使い道に迷っている人は多いと思います。
我が家の答えを先に言います。
貯金していません。生活費に使っています。
「えっ、子どものお金を?」と思われたかもしれません。でも我が家には罪悪感がまったくありません。それどころか、子どもの口座には今、上の子に約259万円、下の子に約183万円の資産が育っています。
矛盾しているように聞こえますよね。この記事では、そのからくりと考え方を実数字で書きます。
我が家の児童手当の扱いを、一言で言うならこうです。
児童手当は、家計に合流。専用口座も作らず、色をつけない。
罪悪感がないのは、教育費は親の資産で確保済みだから。
その代わり、子ども本人がもらったお金(出産祝い・お年玉)は1円も使わず、全額オルカンへ。
元手99万円と73万円が、259万円と183万円に育ちました。
児童手当に「色」をつけない理由
我が家では、児童手当は振り込まれた瞬間から「普通の家計の一部」です。専用口座はなく、生活費と一緒になって、食費にもなれば水道代にもなる。
「せっかくの児童手当が消えていく」ように見えますが、そうではありません。我が家の家計は月給の範囲で黒字なので、児童手当のぶん家計に余裕が生まれ、その余裕は毎月の積立を通じて、巡り巡ってオルカンに変わっていきます。
黒字家計で、教育費を親の資産全体から管理できているなら、専用口座を作らなくても困らない——少なくとも我が家では困っていません。教育費の記事にも書きましたが、我が家はお金に色をつけません。教育費も老後もFIREも、基本は同じオルカンの山。児童手当だけ特別扱いする理由がないんです。
罪悪感がない理由——教育費は別で確保しているから
「児童手当は子どものために取っておくべきでは?」という声が聞こえてきそうです。
我が家に罪悪感がない理由ははっきりしていて、教育費は親の資産で、十分すぎる額を確保できているからです。
我が家は大学費用を1人1,000万円と多めに見込んで、親のオルカンの山から出す計画です。子どもにかかるお金の本体はそちらで備えができている。だから児童手当を「子ども専用」として取り分けなくても、子どもが困ることは何もない——そう考えています。
児童手当を貯金しないことと、子どものお金を用意しないことは、別の話なんです。
子どもの資産は「別ルート」で育っている
ここからが、この記事の本体です。
児童手当は家計に合流させる一方で、我が家には絶対に手をつけないお金があります。子ども本人がもらったお金です。
- 生まれたときの出産祝い
- 毎年のお年玉
- 入学祝いなどの節目のお祝い金
これらは1円も使わず、その都度、子ども名義の口座で全額オルカン(と、少しの個別株)に投資してきました。学資保険には入らなかった代わりの、我が家の子ども資産づくりです。
その結果が、こちらです(2026年7月時点)。
| 元手(入金累計) | 現在の評価額 | 損益率 | |
|---|---|---|---|
| 上の子 | 約99万円 | 約259万円 | +161.8% |
| 下の子 | 約73万円 | 約183万円 | +151.0% |
※この金額は、いつも書いている総資産9,500万円台(親の口座のみ)とは別枠です。
実は、この方針を決めるとき、頭にあった目安は児童手当そのものでした。
児童手当を1円も使わず全部貯めると、いくらになるか。当時の制度(中学卒業まで)でざっくり200万円ほど。今は所得制限がなくなり、高校生年代まで支給対象が広がりました(2024年10月〜)。第1子・第2子なら、出生月などによる差はありますが、出生から高校卒業相当年齢まで受け取る前提で合計約230万円です。
だから、「出産祝いやお年玉をオルカンに入れておけば、成人する頃にはこの額を超えるだろう。それなら、児童手当のほうを貯金しなくても子どもに残る額としては十分だ」——そう考えたんです。
結果はご覧のとおり。上の子はまだ小学生なのに、児童手当の総額をもう超えてしまいました(笑)。相場が良かっただけなので、この先も同じペースとは思っていませんが、方向性は間違っていなかったと思っています。
ちなみに口座の中身は、オルカン中心+オリックスとNTTの株が少し。オリックスは7〜9年ほど前、家族4人分の株主優待をもらうために買ったもの。NTTは3年ほど前に、これも優待目当てで買いました。オリックスの優待は今はなくなってしまいましたが(笑)、株はどちらもそのまま持たせています。
制度面では、ジュニアNISA(2023年終了)で始めて、終了後にもらったお年玉などは子ども名義の特定口座に入れています。未成年者向けの新しいNISA枠の新設が予定されているため、正式な制度内容と証券会社の対応を確認したうえで、使えるならそちらへ移すことも考えています(制度の話は学資保険の記事にも書いています)。
※子ども名義の口座や証券口座で資産を管理する場合は、贈与税や名義預金の扱いに注意が必要です。お祝い金の金額、誰のお金として管理しているか、口座の管理状況などによって税務上の扱いが変わることがあります。我が家でも、今後の渡し方を含めて確認しながら進めるつもりです。
子どもには「うっすら」伝えています
この口座のこと、子どもたちはうっすらとは知っています。
伝えているのは「お年玉は、全世界の会社に投資して運用してるよ」ということだけ。金額はまったく知りません。そして「普段使うお金は、お小遣いのほうでね」と言ってあります。
我が家にはポイント制のお小遣いと手書きのお小遣い通帳があって、日々のお金の練習はそちらの役割。もらったお祝い金は、本人が知らないところで静かに複利を回す——という住み分けです。
渡すタイミングは、思案中です
この口座を渡すのは、大学生になったときか、社会人になったときを考えています。正直、どちらがいいかはまだ決めていません。時期は思案中です。
ただ、渡し方だけは決めています。
通帳の数字を見せて、「元手はこれだけ。あとは全部、オルカンと時間が増やしたお金だよ」と伝える。複利と長期投資の威力を、教科書ではなく実物で教える——我が家の金融教育の、卒業式みたいなものにしたいと思っています。
18年モノのオルカンほど説得力のある教材は、たぶんないので。
フェアに言うと——現金で貯めるのも立派な正解です
最後に、いつものフェアな注意点を。
我が家のやり方は、教育費を親の資産で確保できていることが大前提です。その土台がない状態で児童手当やお祝い金を全部投資に回すと、いざ入学というときに暴落が重なって困る可能性があります。
- 教育費の備えがまだ薄い人は、児童手当は現金で貯めるのが先
- 入学までの年数が短い人も、現金中心が安心
- 投資に回す場合も、元本割れのリスクは常にある(我が家の+161%は結果論です)
児童手当を堅実に貯金している人を見ると、私はむしろ「ちゃんとしてるなあ」と思います。使い込んでしまって貯金も投資もない、が一番避けたい形なだけで、貯め方の正解は家庭ごとに違っていい。
まとめ|児童手当は家計へ、お祝い金は未来へ
- 児童手当は家計に合流——専用管理はせず、黒字家計を通じて巡り巡ってオルカンへ
- 罪悪感はゼロ——教育費は親の資産で確保済みだから、児童手当に「子ども専用」の色をつける必要がない
- 子ども本人がもらったお金は1円も使わず全額オルカンへ——元手99万円→259万円、73万円→183万円(2026年7月時点)
- 渡すのは大学生か社会人のタイミング(思案中)——複利の威力を実物で教えるのが楽しみ
児童手当の使い道に、たった一つの正解はありません。ただ、我が家の整理はシンプルです。
親がもらったお金(児童手当)は家計へ。子どもがもらったお金(お祝い金)は未来へ。
この仕分けだけ守っていれば、あとは色をつけなくても、お金はちゃんと育ってくれました。
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