返礼品は「どうせ買うもの」を選ぶ|ふるさと納税10年、我が家は米一択

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ふるさと納税の返礼品、何を選べばいいか迷っていませんか。サイトを開くと魅力的なものが多すぎて、結局いつも決めきれない——。

10年続けてきた我が家の答えを、先に書きます。返礼品は「どうせ買うもの」を選ぶ。我が家は10年、お米です。

選ぶものは10年変わっていません。変わったのは、もらえる量のほう。同じ寄付額でも、去年と今年でお米の量は倍近く違いました。

我が家は夫婦で年間18万円以上、自己負担は合計2,000円。この記事では、その実額と、上限額の出し方、サイト選び、申請、そして忘れがちな「最後の確認」まで書きます。

💡 本記事は個人の体験談です。ふるさと納税のルールや税制は変更されることがあります。最新の情報は総務省や各ポータルサイトの公式情報をご確認ください。控除上限額は収入や家族構成など個人の状況によって異なります。

目次

返礼品は「どうせ買うもの」を選ぶ|我が家は10年、米一択

10年間、必ず頼んでいるのがお米です。

返礼品を選ぶとき、私が見ているのは「お得かどうか」ではなく「どうせ買うものかどうか」です。ブランド牛もカニも魅力的ですが、普段買わないものをもらっても家計は1円も軽くなりません。お米は違います。買わない月がない。

実際の数字を出しておきます。

米に使った寄付額もらえた量
去年(3自治体)121,000円56kg
今年22,500円20kg

我が家は年に200kgほど食べます(5kgを月に3〜4回)。スーパーだと5kgで3,000円弱、1kgあたり600円くらいでしょうか。今年もらった20kgを小売で買えば12,000円なので、22,500円の寄付に対して小売換算で5割ほどが返ってきた計算になります(執筆時点)。

ここで大事なのは、22,500円が「払って消えたお金」ではないことです。上限内なら、このうち2,000円を除いた分が翌年の住民税から引かれます。実際の持ち出しは2,000円。その2,000円で、12,000円分のお米が届いたという話です。

去年はスーパーのお米も5kg 4,000円前後(1kgあたり約800円)と高かったので、同じ計算をすると56kgで約44,800円分。寄付121,000円に対して4割弱で、今年の5割ほどよりは低めでした。

昔は返礼品の還元率がよくて、ほぼ1年分のお米がふるさと納税でまかなえていました。それが制度の見直しで年々渋くなり、子どもが大きくなって食べる量も増えた。両側から挟まれて、今では1年分には届きません。

お米のほかには、洗濯用洗剤やティッシュなどの日用品も頼んだことがあります。消耗品は「もらって困らない」のが強い。迷ったときは、だいたいここに戻ってきます。

ちなみに返礼品選びは、ふるさと納税のいちばん楽しい時間です。楽しすぎて、毎年つい時間がかかってしまうのが我が家の悩みです。

上限額はいくら?|多くの人は「かんたんシミュレーター」で足ります

ふるさと納税には収入や家族構成で決まる控除上限額があり、超えた分はただの寄付(自腹)になります。

先に結論を書くと、iDeCoも医療費控除もない会社員なら、各サイトにある「年収を入れるだけ」のかんたんシミュレーターで十分です。そこで出た金額を上限だと思って大丈夫。

問題は、そこに当てはまらない場合です。我が家はかんたんシミュレーターを使いません。iDeCoをやっているからです。 iDeCoの掛金は所得控除なので課税所得が減り、その分ふるさと納税の上限額も下がります。目安としては、掛金月1万円あたり上限が年3,000円前後下がります(所得税率5〜20%の人の概算・執筆時点)。ざっくり計算だと数千円単位でずれる。上限を超えていたら、お得どころか損です。

なので我が家は毎年、各サイトの詳細シミュレーターに源泉徴収票ベースの数字とiDeCoの掛金を入れて計算しています。ひと手間ですが、ここは省略しないほうがいいところです。

我が家の10年|ふるさとチョイスに始まり、楽天を経て、2026年の答え

我が家のふるさと納税は、時系列で3つの時代に分かれます。

第1期:ふるさとチョイス時代(約10年前〜)。実は投資を始めるより前からやっていて、我が家の「お得活動」のなかでは一番の古参です。

「よくわからないけどやってみよう」で最初に選びました。当時は楽天のお買い物マラソンもやっておらず、「SPUとか細かいルールが面倒くさそう」と思っていた頃です。

第2期:楽天ふるさと納税時代。その後、楽天経済圏に入ってからは楽天ふるさと納税に移行しました。普段の買い物と同じ感覚で寄付ができて、ポイントも付く。

第3期:全部見て、選び直した(いま)。2025年10月に総務省のルール変更があり、ポータルサイト独自のポイント付与が禁止されました(クレジットカードの決済で通常付くポイントは対象外)。ではどこで頼むのがいいのか。今年、申し込む前に一通り見てみました(以下はいずれも2026年9月時点)。

楽天ふるさと納税は、楽天カードで払って5と0のつく日にエントリーすると合計3倍=3%。ただし1か月10万円分まで(楽天市場のほかの買い物と合算)で、超えた分は1%に戻ります。それでも楽天ポイントは使い道が多いので、私はここにしました。

ふるなびは「最大20%増量」(9月のキャンペーン)と大きく出ています。ただ中身を見ると、増えるのは寄付に使う「ふるなびマネー」へのチャージで、15%分は上限1,000円。7,000円弱のチャージで頭打ちです。残りの5%分は使えますが、余らせたときの使い道が少なく、期間限定のものもある。ポイントの種類をこれ以上増やしたくなかったので、私は見送りました。

Amazonふるさと納税とふるさとチョイスは、ポータル側の還元はなくクレジットカードのポイントだけ。auふるさと納税はPontaを貯めていないので対象外でした。

そして妻は、さとふるです。ポイント還元はありません。それでも選んだのは、楽天ユーザーではないから。経済圏を持っていない人にとっては、ポイントの計算がないぶんシンプルなほうがいい。夫婦で別サイトという家庭、意外と多いのではないでしょうか。

一通り見たうえでの、我が家の結論です。

どのサイトにするか悩んでいる人は、普段使っているポイントとかサイトが有ればそこで済ませましょう。80点はとれます。とにかくやることが大事

ポイントを追う人は、普段の経済圏で。追わない人は、いちばんシンプルなところで。どちらも80点です。

楽天を普段使っている人は、お米の返礼品はここから探せます。

楽天ふるさと納税で「お米」の返礼品を見る

手続きは昔よりずっと楽になった|封筒を自作していた時代の話

ふるさと納税には、確定申告をしなくても控除が受けられる「ワンストップ特例」という仕組みがあります。我が家は毎年これで、確定申告をした年は一度もありません。

ただし、条件がひとつ。寄付先は、年間5自治体まで。 6自治体目に寄付した時点でワンストップは使えなくなり、その年は確定申告が必要になります。

我が家も最初は5自治体やっていました。でも、どこにいくらやったか記録したり計算したりが面倒なんですよ。年々減っていって、今は3自治体です。

そのワンストップの申請、昔は完全に紙でした。

送られてきた用紙を折って、ノリやテープを貼って封筒を自分で組み立てて、申請書とマイナンバーの確認書類のコピーを入れて投函する。切手が自腹の自治体もありました。地味に面倒で、「これを寄付した自治体の数だけやるのか…」という作業だったのです。

今は劇的に楽になりました。マイナンバーカードがあれば、IAM〈アイアム〉や自治体マイページといったアプリ・サービスでスマホだけで申請が完結します。封筒もノリも切手もいりません。

かかる時間は、慣れた今なら2〜3分ぐらい。初めてのときは、10分以上かかったかな。

対応しているサービスは自治体によって違いますが、寄付したときの案内に従えば迷わないはずです。「手続きが面倒そう」でためらっている人にこそ、今のふるさと納税を見てほしいと思います。

我が家がふるさと納税をやるのは、だいたい9〜11月です。その年の給与がある程度見えてくる時期だから、というのがひとつ。年末のボーナスは待ちません。

もうひとつは、12月を避けたいから。年末は帰省や年賀状で忙しくなりますし、駆け込みでバタバタすると判断も雑になります。ふるさと納税でいちばん怖いのは、損することではなく「し忘れること」。 忘れたら、その年の枠はまるごと消えます。

確認までがふるさと納税

手順の最後に、いちばん伝えたいことを書きます。

寄付して、返礼品を受け取って、申請をして終わり……ではありません。翌年の6月ごろに届く住民税決定通知書(市民税・県民税の通知書)で、寄附金控除がちゃんと反映されているかを確認するまでがふるさと納税です。

通知書の「税額控除」の欄に、寄附金税額控除が記載されます。ワンストップ特例なら「寄付総額−2,000円」に近い金額が住民税から引かれているはずです。もし記載が見当たらなければ、申請書の不備や提出漏れの可能性があるので、早めにお住まいの自治体の税務窓口に問い合わせましょう。

遠足と同じです。家に帰るまでが遠足、確認までがふるさと納税。

ふるさと納税は、数少ない「ほぼ確実に得をする」制度です

投資をやっているのにふるさと納税をやっていない人が、たまにいます。正直、ものすごくもったいない。

——と、10年ずっと思ってきたのですが、これは投資をやっていない人にも、そのまま当てはまる話です。むしろ「投資は怖いからやらない」という人にこそ、いちばん相性がいい。理由を、投資と比べながら書きます。

我が家の感覚だと、10万円ふるさと納税をすれば、だいたい3万円分くらいの返礼品が手に入ります。お米や日用品といった、生活で確実に使うものです。

株式投資を10年以上やってきた身からすると、これは本当にすごいことだと思います。株はリスクを取ってリターンを狙うもので、増えるかどうかは誰にもわかりません。下がる年だってあります。

でもふるさと納税は違います。上限額の範囲内で正しく手続きさえすれば、ほぼ確実に返礼品を受け取れます。 株のような値動きも元本割れもありません。投資の世界で「ほぼ確実にプラス」なんて話があったら詐欺を疑いますが、これは国の制度として堂々と用意されているものです。

もちろん、上限を超えたり、申請を忘れたり、名義を間違えたりすれば取りこぼしは起きます。でも逆に言えば、気をつけるのはそれくらい。リスクを取ってお金を増やそうとしている人ほど、手続きさえ間違えなければ確実に得をするこの制度を、まず先に使い切るべきだと思っています。

※「3万円分」はあくまで我が家の体感です。返礼品の還元率は品目や自治体によって異なり、制度上は寄付額の3割が目安とされています。控除上限額の範囲内で行うことが前提です。

それでも、損をする人はいます

  • ふるさと納税は「節税」ではなく税金の前払い+返礼品。手元のお金は一時的に先に出ていきます
  • 上限額を超えた分は自腹。 特に収入が変動した年・iDeCoなど控除が増えた年は要注意
  • 寄付の名義と支払い(クレジットカード)の名義は寄付する本人に揃えること。共働きなら夫婦それぞれの名義・それぞれの上限で
  • そもそも住民税・所得税をあまり払っていない場合(育休中など収入が少ない年)は、恩恵がほとんどありません

まとめ|やらない理由がない、でも「確認」まで丁寧に

ポイント競争が終わった今も、ふるさと納税の本体価値(自己負担2,000円で返礼品)は変わっていません。10年分のやり方を、順番に並べるとこうなります。

  • 返礼品は「どうせ買うもの」から選ぶ
  • 上限額を出す。iDeCoも医療費控除もなければ、かんたんシミュレーターで十分
  • サイトは、普段使っているところで。どこでも80点はとれます
  • 寄付先は5自治体まで。6件目でワンストップが使えなくなります
  • 申し込むのは9〜11月。12月の駆け込みは判断が雑になります
  • 翌年6月、住民税決定通知書で控除を確認する

リスクを取って資産を増やそうとしている人こそ——と書きたいところですが、これは投資をしている人だけの話ではありません。会社員なら誰でも、自己負担2,000円で使える制度です。使わない理由のほうが、見つかりません。

あとは、カレンダーに「9月:ふるさと納税」と入れておくだけです。

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この記事を書いた人

アラフォーのパパ。家計の黒字を世界株インデックスに回す投資と、固定費中心の節約を13年以上実践中。机上の空論ではなく、自分の家計簿と証券口座の“数字”をもとに、投資・節約・子育てのリアルを発信しています。経済的自立(FIRE)を目指して奮闘中。

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